腰痛
腰痛が今までない人はいないんじゃないか?ってぐらい、腰痛は多いです。現に来院する患者さんでもかなり腰痛は多いです。どこに行っても痛みが落ち着かないと言って来る方も結構いますね。現代医療では、腰に問題があれば、腰に注目していますが、腰痛に関しては、この考え方が大きな落とし穴になっています。
なぜなら、体は腰だけが独立して存在しているわけではないからです。
体は背骨、骨盤、仙骨、股関節、足、頭、肩など、体の骨格はすべてつながって出来ています。
さらに、骨だけでは体を支えられませんので、体を支え、骨を動かすための筋肉があり、全てが「一つのユニット」として連動して動くように出来ています。
歩く、走る、跳ねる、しゃがむ、座る、物を持ち上げる、投げる、蹴る、どの動作も、体全体(骨と筋肉)がスムーズに連動しているからできる動き。人の体はそもそも生きるためにちゃんと「動く」ように出来ています。
しかし、「一つのユニット」として動く体のどこかにゆがみやねじれ、不具合が発生すると、バランスが崩れ、体の一部に負担がかかるようになります。この状態が続くと負担がかかった体の一部に警告のメッセージとして痛みを発生させます。
この痛みが、腰に出たのが腰痛です。特に、腰は体の要(かなめ)と言われるように、負担が最もかかりやすいため、最も痛みが出やすい場所になっています。
その原因を探して治療していきます。この前は腰痛がひどい患者さんがいて、骨盤を整えた後に前屈の痛みだけが残り、原因を探した結果、手首が原因でした!ってこともあり、いろいろな症状や状態がありますので、腰痛は諦めずに相談しにきてください。